突発性発疹ってなに? 症状と原因およびその対処法を紹介!

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突発性発疹という言葉を聞いたことがありますか?

風邪らしい症状もなく急に40度近い高熱を出した後、お腹や背中に発疹が現れたらそれは突発性発疹の可能性大。

今回は、実際に突発性発疹にかかったわが子の症状を例に、突発性発疹の症状とその原因および対処法を紹介します。

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突発性発疹ってなに? 原因は?

突発性発疹とは、突然40度近い高熱を発症し、熱が下がった後に発疹(赤い斑点)が現れる感染症です。発疹は顔やお腹、背中に現れるのが特徴です。

突発性発疹の原因は、「ヒトヘルペスウイルス6型」または「ヒトヘルペスウイルス7型」の飛沫感染・経口感染が主だと言われています。

ヒトヘルペスウイルスは一度体内に入ると一生体に残ると言われているので、子どもが突発性発疹にかかった場合は、このウイルスを持っている身近な家族からの感染が考えられます。

えーっと、飛沫感染ってくしゃみとかだよね? 経口感染って言ったら口移しとか?

そうだね。大人が使ったスプーンを子どもに使ったりしてもうつるよね。

……!!

心当たりがあるの?

……はい。普段は虫歯菌のこともあって気を付けていたんですが、ちょっとめんどくさくなったときがあって、ちょっとくらいイイかな、って。同じスプーンでひと口食べさせちゃったことが1回だけ(汗)

……。

というわけで、娘が突発性発疹になったのは完全に私のせいでした。

 

突発性発疹の症状は? ~わが子の事例~

突発性発疹の主な症状は

40度近い突然の高熱

・熱が下がった後にお腹、背中、顔に現れる発疹(赤い斑点)

のふたつです。

高熱の際に風邪に似た症状(鼻水や咳、くしゃみなど)はなく、高熱であるのにわりと元気なのが特徴です。

うちの子が突発性発疹にかかったときは、機嫌もそこそこでいつもと変わらない様子でした。

 

突発性発疹の対処法 ~わが子の場合こうしてケアしました~

突発性発疹にかかったとき、すぐにその症状が「突発性発疹」だと気づくのは、おそらく医療従事者かキャリアのある保育士などの専門家に限られるでしょう。

子どもが急な高熱を出すと焦って、早急に医療機関を受診したくなる気持ちも分かりますが、熱を出すことは悪いことではなくむしろいいことです。高熱のわりに元気がいいなら、23日様子を見ながら以下のケアをすることをおすすめします。

  • 濡れタオルで首の付け根やわきの下を冷やす
  • こまめに水分補給をする
  • 汗をかいたら着替える
  • 熱が高いときは着せすぎない

 

濡れタオルで冷やすときは、おでこを冷やしてもいいですが、あまり効果は得られないと言われています。また、こまめに水分補給をしているのに尿が出ないときは脱水症状を起こしている可能性が高いです。尿が出ないときや、母乳やミルクをいつも通り飲めないとき、呼吸が早く苦しそうなとき、意識がもうろうとしているときなどは別の病気が隠れている可能性があるので医療機関を受診しましょう。

今まで熱を出したことがない子どもが突然40度近い高熱を出すと正直焦りますが、発熱するということは、体温を上げて免疫細胞を活性化させ、ウイルスと戦っている証拠です。突発性発疹もこれを踏まえた上で適切な処置をしましょう。

突発性発疹にかかったらお風呂に入れる?入れない?

突発性発疹にかかると、高熱のピーク時で40度近い熱を出します。

幼児の体温調節機能は未熟な上に疲れやすいので、38度を超える場合は入浴を控えるのが賢明です。

入浴できないときは、蒸しタオルで全身を優しく拭いて清潔にしてあげるといいでしょう。

基本的に、突発性発疹は入浴ダメ、という決まりはないので、38度以下で元気がいいときは汗を流す程度に入浴しても大丈夫です。

 

突発性発疹と麻疹はどう違う?

突発性発疹と同じく発疹が出る病気に「麻疹」(ましん・はしか)があります。突発性発疹は適切なケアをすれば3日~4日で平熱に戻り、体力も回復しますが、麻疹はそうではありません。麻疹は突発性発疹と比べて感染力が強く、症状も重いので、突発性発疹との早急な見極めが必要です。

以下に突発性発疹と麻疹の違いをまとめたので参考にしてください。

突発性発疹

麻疹

  • 鼻水・咳・くしゃみなどの風邪症状にかかることなく突然3840度の高熱を発症する
  • 高熱が23日続くが、3日~4日後には平熱に戻る
  • 4日目ほどしてからお腹や背中、顔などに赤い湿疹が現れる
  • 熱が下がった後、再び熱が上がることはない
  • 鼻水・咳・くしゃみや、めやに・目の充血を伴い、38度以上の高熱が現れる
  • 熱が一旦下がった後、再び高熱が現れる。このときの熱は1回めより高いことが多い
  • 発熱に伴って全身に発疹が出る(発疹は顔や首、指先まで現れる)
  • 発疹は時間が経つにつれ盛り上がってくっつき、広がりを見せる

突発性発疹は熱が下がった後再熱することはありませんが、麻疹は再熱します。また、突発性発疹が風のような症状を伴わないのに対し、麻疹は風邪に似た症状や結膜の炎症が現れるという違いがあります。発疹の現れる場所やその後の状態も異なります。発疹が全身や手先に現れ、後に盛り上がってくっつき、広がりを見せるようなら麻疹と判断していいでしょう。

 

突発性発疹まとめ

突発性発疹にかかったら、慌てずにこまめに水分補給を行い、まずは23日様子を見てみるといいでしょう。

それでも高熱が続いたり、発熱の際に痙攣をおこす、意識が遠のく、嘔吐する、といった症状が現れたりする場合は突発性発疹以外の病気の可能性があります。

このような場合には、すみやかに医療機関を受診することをおすすめします。

参考URL
突発性発疹とは?うつるの?お風呂はOK?症状や原因は?
 

赤ちゃんの熱が39度!対処法は?冷やす方法、病院へ行く目安は?
赤ちゃんの初めての発熱は「突発性発疹」かも!突然の高熱と発疹がでたときの対処法
突発性発疹(小児バラ疹)

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